neo:music

new style of music

ラストアルバム

2020年になって早くも豊作が続いている。

 

そんな中の一枚であるのは確実であろう。

Mac Millerの『Circles』

彼が残した最後のアルバム。

生前に残した『Swimming』と同時期に制作をしていたようだ。

Swimming in Circles

そう言ったコンセプトの基に対を成すような二作品である。

 

彼が死んでしまって悲しいと思う。

 

hiphopは普段あまり聴かないこともあり)

しかし私が彼に心惹かれたのはこの『Circles』からだ。

ふと『Circles』の中の一曲Good Newsを耳にした。

抜け出せなくなったのだ。

この一曲はまさに彼の本心であるはずだが。

ここまでダイレクトに響いたのは久しぶりの感覚だった。

 

このアルバムは全体に言える事だが、緩やかに流れていく。

その中に引き摺り込まれた理由は何なのか。

 

彼が死んでしまったリアルさや尊さもあると思うのだ。

正真正銘掛け替えのない一枚である。

なぜならこれを産み出せる彼はもういないからだ。

だからもう一回もう一回と繰り返し再生ボタンを押してしまうのかもしれない。


Mac Miller - Good News

 

MVも何故だかすごくしっくりくる。

妙な体験ができる。のめり込んでいく。

 

Good Newsだけではない。

一貫している。このアルバムを通してハイになることはない。

ただのめり込んでいく。

ぐるぐると。

ぐるぐると。

 

 

Circles

Circles

  • アーティスト:Mac Miller
  • 発売日: 2020/03/06
  • メディア: CD
 
Swimming

Swimming

  • アーティスト:Mac Miller
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: CD